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フランクフルトからのユーロラインバスは明け方にパリへ到着。7時と聞いていたのに6時過ぎに到着した、っていうか国境で停車してパスポートチェックもなかった。国境を越えたという意識が全くない。これがEUというやつなのか。パスポートもなくして国境を越えられてしまう。間違いなく今まで旅してきたところではありえないことだ。
泊まるところをどうしよう。中国で会ったクレモンティーヌの家にとまったら宿代が浮くのだが、−彼女はついこないだ、パリに来るならぜひ家に泊まれというメールをくれていたー まだ早朝だし、本当に泊まれるかわからないし、とりあえず今日は歩き方にのっている13ユーロのホステルを目指すことにした。バスターミナルから地下鉄に乗って市内へ出てくると朝8時だというのにまだ暗い。大分西に移動してきているせいだろうか、緯度が高いせいだろうか。雨上がりのせいで路面は濡れていて、それがまた暗さを助長している。パリのイメージは華やかなイメージだったのだけれど、第一印象はとても暗い。それになかなか夜が明けない。ホステルを探していると9時近くになっているのにまだ暗い。なのに、バスや車、人びとはもう動き出している。この、真夜中でもない、早朝でもない時間での真っ暗闇は初めての経験で、とても不思議な感じがした。東京ならどんなに真冬でも7時過ぎには明らんでくる。
行ってみるとそのホステルはフル。近くにあったパン屋でパンオレザンを頬張りながら −そのパン屋の主人は実は中国系だったのだけれど− いろいろと思案する。そこで、どこかの宿の情報ノートで地図と電話番号を控えてきた韓国人宿“白い門” −日本人バックパッカーの間ではけっこう有名− へ行ってみる。だが、最後の最後で場所がよくわからない。電話しようにも電話できない。何せテレカは8ユーロもするのだ。クレジットカードの使えそうな電話を探すがこれもなかなか見つからない。しかたなく大枚はたいてテレカを購入するもは国際電話専用みたいでローカルコールには使えない、みたいだ。フランス語がわからないので買い物も電話も満足にできない。困ったなぁ。なってない、まるでなってない。
しかし、朝から中国人の作ったパンオレザンを食べ、中国人の小姐からテレカを買い、昼には中華を食べるのがパリの一日目ってどういうこと?−昼の中華っていうのはたまたま中華料理屋があってどうしても食べたくなったので自分で選んで入ったのだけれど− っていうかパリには当然フランス人がいると思い、当然フランス人っていうのは鼻の高い白人っていう固定概念が崩れた。黒人が多いのはわかっていたけど、都心部だと白人がマイノリティになっている。
結局、パリ北駅で英語の通じるところでもう一度テレカを購入して、歩き方に載っていたホステルの1つに電話してみると、空きがあるというのでそこに行ってみることにする。北駅からも近いし値段も16ユーロと安い。パリのホステルなんかは30ユーロくらいするのかと思っていたが、結構安いところもある。
チェックインは15時にならないとできないというので、荷物だけ置かせてもらってパリをぶらぶら歩く。クレモンティーヌはなんど電話しても出ないのであてにならないしね。やっぱり白人のいうことはイマイチ信用できないんだよなぁ。パリ観光ということで、凱旋門、エッフェル塔へ。すごい、にはすごいけど、あ、これがーという感じでイマイチ感動はなかった。。曇っていたし。
凱旋門でまた中国人に会う。北京から来たと言う金持ちそうなヤツだ。ヴィトンのサイフを買いだめしたいけど、1人2個までしか買わせてくれないので代わりに買って欲しいらしい。1つ600ユーロ以上のやつだ。たぶんだます気はないと思ったのだけど、額が額だけに断った。既にパリでブランドものを買いあさるのは日本人ではなくて中国人なのか・・ちょっとショックだ。日本人がヴィトンに群がっているのを見たらそれはそれで相当ムカつくような気がするけど、中国人が群がっているのを見ると負けたような気がしてそれもいやだ。複雑だ。
パリは本当に観光客だらけ。道行く人皆観光客。フランス人よりも観光客の方が多いんじゃなかろうか。物価の高さはフランスがっていうより、観光地のそれじゃないだろうか。ドイツと比べると明らかに物価が異常に高い。マックのセットは5.5ユーロもする。それにパリは汚い。花の都パリのはずなのに、道は犬の糞だらけだし、地下鉄は臭うしで、パリの印象は花とは程遠い。
泊まっているホステルにはキッチンがあるので、食材の買出しにスーパーへ行く。水が安い。近くの売店で買ったら500MLで2ユーロ近くするのに、1.5Lのペットボトルで60セント。なんていう違いなのだろう。驚いた。スーパーで買い物をすると何でも激安に感じる。パリは今までの旅の中でも間違いなく一番大きな都市に数えられるけど、大都市はやはりのんびりできないなぁ。それに日本が、というより東京が恋しくなる。
そういえば、パリには東京みたいなフランチャイズが少ない。さすがカフェの国だけあって、おしゃれなー表参道にあるアニヴェルセルみたいなーカフェは沢山あるけど、スタバはないみたいだ。それにコンビニもない。東京はフランチャイズばかりだというのに。
11時過ぎに起床。とは言ってもどうせ9時近くまで暗いのだから明るくなって2時間しか経っていない。依然としてクレモンテーヌには電話がつながらない。ま、最初からそんなに期待はしていなかったのだけれど。
実は、有名なモンマントルの丘というヤツが宿から歩いていけるくらいの距離であることを昨日の夜に発見。どんなところか行ってみることにした。芸術家たちが好んだ街ということであんまり興味はないんだけどね。昨日とは違って今日はまぁまぁ天気が良いので、写真も綺麗に取れそうだ。
モンマントルは芸術家達が愛した街だということや、丘からパリの街が見渡せるということで有名な観光地となっているみたいだが、その観光地ぶりといったら昨日行ったエッフェル塔や凱旋門とは比べ物にならないくらいだった。とにかく、歩いている人はみんな観光客。歩いていない人は皆観光客目当ての商売。フランス人の観光客もいればアメリカ人などもいる。日本人もいたけど割合としては少ない方だったかな。
こんな場所にもマンションがあって、地元の人が住んでいるようだった。こんなところに住まなくてははならない、というのはどういうものだろう。僕なら吐き気がしてしまう。
モンマントルでは黒人の物売りがしつこかった。ほとんど脅迫に近かった。パリにもこういう輩がいるものだとちょっと同情したりもした。それからモンマルトルを早々と後にしてポンドゥセンターというところに行ってマルセイユ行きのバスの便を調べてみる。このあたりは、ちょっとした繁華街になっていて、もちろん観光客も多いのだけれど、地元のおしゃれなパリっ子たちも沢山来ているみたいで、なんとなくやっとパリに来た気がした。やっぱり観光地よりもこういうところを見る方が面白い。
ガイドには大道芸人がたくさんいるみたいなことが書いてあったが、思ったより少ない。ホリデイのせいなのか、寒さのせいなのか。夏ならもっと活気があるのかもしれない。OTUという歩き方に乗っている旅行代理店を見つけてそこでマルセイユまでのアクセスを聞いてみたが、バスはないとのこと。うーむ、バスしかないということはあっても、バスはないという国は珍しい。普通はバスしか便がないのが普通なのだけれど。思わぬところで日本とフランスの共通点を発見した。
大きな本屋があったので、そこでロンプラを読んでみるが、やはりバスの便はないようだ。それに列車と言ってもTGVしかないみたい。普通の列車はないのかぁ。。各駅で夜行で安くいったりはできないのだろうか。日本と同じだなぁ、きっと ”大阪まで普通列車か特急で行きたいんですがぁ”って言っても”ない”と言われるのだろう。。TGVだとセカンドクラスでも100ユーロ近くする。マイッタ。
午後になってクレモンテーヌにやっと電話がつながった。もらった電話番号はてっきり携帯電話だと思っていたのだが、やつは携帯電話をもっていないらしく、家の電話だったのだ。どうやら今日は暇らしいので、一緒にお茶でもということで、待ち合わせてお茶をすることになった。6ヶ月ぶりの再会。やはり中国であったときの印象とはちょっと違っていた。インターンなどもしていたのだから、ビジネスマンぽくなったのだろう。相変わらず彼女は英語がうまかった。
ノートルダム寺院の噴水の前で待ち合わせてそれから近くのカフェでお茶。といっても地元っ子のいくところというよりは明らかに観光客用ってところで、値段が高いわりにはサービスは最悪だった。日本語でもいけそうな感じだった。パリに住むのも楽じゃないな、パリ生まれでもあんな対応しかされないなんて。東京でも同じだろうか?
夜は親とご飯を食べる約束をしているとかで、2時間しゃべって一度クレモンは帰る。11時頃からのみに行こうといって分かれたのだが、電話もかかってこないので面倒くさくてそのまま食料品を買って寝てしまった。
フランスのスーパーも −宿に帰る途中にスーパーに寄って食料を買って帰ったのだ− なかなか面白い。へんな観光客ずれしたレンストランでフレンチ料理を食べるよりスーパーで買い物をするほうがよっぽど楽しい。とにかく、御菓子が日本のように?うまそうなのが驚き。それからもちろん普通のスーパーに沢山のワインや数十種類のチーズがおいてあることも。それから、“かにかま”みたいなヤツも沢山あったり、シーフードも豊富。さすがフランスだ。しかも安い。ワインなんかも数ユーロからあるし、チーズなんかもむちゃ安い。この違いはなんなんだろう。日本でももちろんスーパーで買ったほうが安いに決まっているけど、ここまでの違いはない。気に入ったのはライスプリン。4つ以上も入って1.5Eとかなのでとても安いのだがさすが味はなかなかだった。
帰りにマンガショップを発見。TINTINも沢山あったが、日本のMANGAはここフランスでもはやっているみたいだ。ワンピースのフランス語版があった。TINTINの絵葉書を買って帰る。
朝早くおきる計画はまたも失敗。まるで成長がないのはいいことより悪いことの方が多い。感じの悪い東洋系アメリカ人の女 ーつまりチャイニーズアメリカンだけどー が朝から誰かが時計を盗んだと言ってうるさかったせいもあるし、となりの浮浪者みたいなおやじが一晩中いびきをかいて眠れなかったせいでもある。どちらにしても、起きたのは11時くらいだった。あいにく天気は悪く明け方雨が降ったみたいだった。昨日、飲みに行ったりクラブに行ったメンバーらは寝ていて、酒の匂いがする。最悪のドミの匂い。もうチェックアウトの時間はとっくに過ぎているのだけれど、これ以上パリにいてもなぁ。あまり期待できなかったので、リヨン駅へ行ってみる。予想通り、今日のマルセイユ行きのキップは2等はすべて埋まっているみたい。でも、1等はまだ空きがあるようだ。さすが先進国らしく、駅の構内にある自動切符販売機で切符を買うことができる。−こんな東京では当たり前のことに、アジアを旅をしてきて驚くようになってしまった− OTU(昨日行った旅行代理店)では”予約手数料は3ユーロ”と書いてあったが、実は10ユーロくらいとっていることが判明した。マルセイユまで2等なら85ユーロくらいかな。しかたなく、116ユーロのTGVファーストクラス。3時間で15000円とは新幹線より高い移動料金だ。値段には参ったけどTGVのファーストクラスはちょっと楽しみでもある。早速宿に戻り、”いかにも朝チェックアウトしたのだけれど荷物だけ置かしてもらいました”という振りをしてチェックアウト。何も言われなかった。
フランスTGV。てっきり色がオレンジだと思っていた−多分昔見た電車の絵本か何かの影響で− のだけれど、白と青の車体。日本でいうと新幹線なのだろうけど、新幹線と違って、改札とかホームとか掲示板とかはいい加減なのだ。ただ、車内、特に1等の雰囲気はすごい。ビジネスクラスと言うべきか高級ホテルっぽいと言うべきか。各席もゆとりがあって、PC用の電源まで着いているし。さすがTGV。だけど電車の揺れ方には納得いかなかった。車内で手紙を書いていたのだが、左右にゆれるのでなかなか字が書けない −揺れていなくとも字が書けないのは一緒なのだがー これには新幹線の方に分がある。
マルセイユへついたのは夜8時すぎ。予定より結構遅れている。やっぱり、この運行オペレーションは日本にはかなわないなぁ。日本ならニュースになっていてもおかしくない。それにしても、マルセイユに気軽に来てしまったけど、着いたのは夜。右も左もわからない。歩き方ヨーロッパは地方都市にあってはますます頼りにならないし−首都なら頼れるという意味ではない−、インフォメーションも閉まっている。とにかく、今夜の宿、デジカメの取得、バスのチケット。実は、マルセイユには特に来る予定はなかったのだけれど、以前妹と母が旅行した際にデジカメをホテルに置いてきてしまって、それをとりに行くという大事な−そして無職の旅人としては数少ない−使命があって、まぁ、そのまま地中海沿岸を通ってバルセロナに抜けれれば、治安の悪いマドリードに滞在しなくても住むし、ということで来ているのだった。なのでデジカメさえゲットできればすぐにでもスペインへ。
ま、バスは明日乗れなくたって、しばらくマルセイユにいればよい。デジカメも明日とりにいける。ってことは、まずは今夜の宿か。安いユースは結構駅から離れるし、おそらくこの時期 −正月明け− にはやっていない。なので、治安に多少心配はあるものの、駅周辺でホテルを探すしかない。駅からとりあえず歩いて見ると、早速5分もせずに安宿が結構あることに気づく。何軒か見てみるが、どれも売春宿のようで入りにくい。その内の一軒、名前は忘れた。。。駅の大階段を下りた目の前の青いネオンのホテル。一応★が二つついている。安い部屋は、なくて −あるのにないと言っているようにみえた− 34ユーロの部屋。バストイレなし。部屋には洗面台があったのが唯一の救い、という部屋。TVもあったがフランス語のみ。それでも34Eでとりあえずすぐに宿が見つかってよかった。早速デジカメをゲットしに行く。IBISホテルは駅の目の前なのですぐにわかった。デジカメもなんなくゲット。これで二つクリア。あとはユーロラインのチケットのみ。ネットで調べると月水金日曜日に朝9時半発とあったので、おそらく夜行はない。とにかくオフィスだけと思い、駅の側のユーロラインのオフィスをたずねるが予想通りしまっている。明日出直さなければ。でもホテルから5分でいける距離であることがわかって安心した。駅でクロワッサンとかを買ってそれを夕食にする。
フランス語でスピード2を見ながら就寝。
朝は無事起きれた。腕時計の電池がなくなりかけているので、目覚ましが鳴らなくて寝過ごしたらどうしようと思っていたのだ。で、8時くらいにユーロラインのオフィスに行ってみるが、9時からしか開かないらしいので、ホテルへ戻り、チェックアウトしてからまたバスターミナルへ。9時3分前にオフィスに着くともう人が沢山並んでいる。しまったー。9時半のバスに乗れるだろうか、とやきもきしながら並んでいたのだが、9時20分くらいまで並んでなんとかチケットをゲット。ぎりぎりまにあったぁ、思っていたらバスは出発が10時くらいだった。この辺はすでにスペインスタイルなのかもしれない。バス代が35ユーロというのが意外に安かった。てっきり60ユーロとか言われるかと思っていたので。やはりパリの交通費はバカ高いのだ。
バスは最新のVOLVO。これまたすごいバス。なかはシンプルだけど、なんかすごい形をしている。そしても今日は良い天気だ。雲ひとつない。これが地中海の気候なのか。こんな日に一日移動だなんてついていない。どこへいってもこの景色なら地上で最高の景色になるだろうに。写真を撮りたくてしょうがなかったので、バスが休憩しているときに無理やり写真を撮ったりしていた。
バルセロナに着いたのは日没前。さすがにここまで南西に下って来ると日も長い。夕方6時前でもまだ外は明るい。バスターミナルはどこかと思えば、バルセロナサンツ駅のとなり。なら街中まで出るのには苦労しない。地下鉄にのって、安宿のあるところまででる。なんとリセウ駅までの地下鉄の中で、目の前でスリが起こった。電車に乗ろうとしている外人っぽいやつらにいきなり3人くらいで、ズボンのすそをぱたぱた叩くやつがいて、なんだなんだ!となっている隙に財布をとったらしい。ご丁寧に、さっとパスポートだけ返してやつらは走っていった。おそろしい。さすがスペイン。気をつけないといけない。
地下鉄を降りると、人気がなかったらどうしようという考えと裏腹に目の前の道は、歩行者天国っぽくて、人だらけ。首絞め強盗をも恐れていたのでちょっと気が抜けた。これならいきなり襲われることはなさそうだ。幸い、迷うことなく、目的の宿を見つける値段もオフシーズンプライスだったので、とりあえずチェックイン。
そして早速待ち歩き。スペイン語があふれている。やはり、フランス語よりスペイン語の方が断然いい。すぐに覚えられそうだ。まぁ、ここは観光地なのでイマイチだけど、それでも通りのアイスクリーム屋や、パン屋それからバルやカフェがたくさん。値段もパリより安い。きっと観光地でなければもっと気軽に入れるだろう。
そしてこの町並み。どこかアジアっぽい、と思ってしまった。少し通りをはいるとそこは狭くて両側が高い建物になった石畳で、イスラムチック。なるほど、さすがもとイスラムの国。イランのバザールっぽい雰囲気もある。そして活気。声がうるさい。ドイツなどとは対照的だ。ぶらぶらした後、ネット屋に入る。ネットの値段も安い。ただ、さすがスペインともなるといい加減なものも多い。動いてないパソコンの台数の多いこと。そんなことをいちいち気にしていたらスペインにはいられないのだろう。
まず、ホテルの側の歩行者天国みたいになっているランブランス通りを歩く。いろいろ大道芸人がいたり、花屋が沢山あったりと面白い。それからカタルーニャ広場では鳩がものすごくたくさんいる。そこには、真昼間からなにもせずに日向ぼっこしている人とかが沢山いて、かなりスペインらしさが見れた。晴れて空が青いのもまた写真をとるのを楽しくしてくれる。
ランブランス通りを北に5分くらい歩くとエスパーニャ広場という大きな広場があって、そこには日向ぼっこするおじちゃんおばちゃんたちや、鳩と戯れる子供達がいて、なかなか絵になる。背景の建物もいかにもスペインのイメージどおりなのでスペインにきたなぁという実感をわかせてくれる。こうやってぶらぶらと街歩きをしているのが楽しい国というのは旅行をしていてとても楽しい。治安も昼間なら、−そして地下鉄を除けば−悪くはなさそうだ。
午後からサグラダファミリアを見に行く。これはバルセロナで一番楽しみにしていたものだ。サグラダファミリアを見ながらコーヒーを飲む、というCMを一度マネて見たかった笑。実際サグラダファミリアを見てみると、思っていたよりも小さく感じた。やはり何でもテレビに映っているものは大きく見えてしまうのだろう。−もしくはそう映そうとされているのだろうー それでも、今でも工事中、さらに完成まであと200年という、壮大というべきか、ばかげているという建築物は異様な存在感があって、ついつい見入ってしまう。近くにはオープンカフェも沢山あって、無事サグラダファミリアで違いを知ることに成功した。
サグラダファミリアの隣にはスターバックスがあって、久しぶりにスタバのラテを飲んでみたりした。フランスではスタバを見なかったのに、ここスペインはスタバだらけのアメリカ侵攻がうまく言っているみたいだ。宿のすぐ隣もスタバだった。そのうちスタバも先進国にはすべて広まってしまった後に、発展途上国にも進出するのだろうか。 −マクドナルドがそうしているように。。そして、もう中国にはスタバが進出してきているけど− インドにスターバックスが出来る日はいつだろうか。(もうあるのかもしれないけど)
2回目のサグラダファミリアを見に行く。平日ということで、昨日よりもカバーとかが外されていて見た目がよかった。サグラダファミリアは平日に見に行く方が良いみたいだ。それから −当たり前だけど− 本当に工事をしていた。毎日こうやって工事して作っているのだろうか。。それでも200年かかるのだろうか。。不思議なやつらだと思った。
写真だけとって、それから歩いてホテルのあるところへ戻る。結構の距離を歩く。それでもスーパーがあったり、市場に寄ったり出来たので楽しかった。市場では、生ハムが切り売りされていたがびびって買えなかった。東京に育つとついつい、切り売りに恐怖心を覚える。よくわからないのだ。スーパーでは値段のついたパッケージ入りのものしか買ったことがないし。
そんなことには負けていられない、と意気込んで帰りにまたスーパーに寄って生ハムを買って帰る。初生ハムの感想は・・分厚い。生ハムがこんなに分厚いと思わなかった。これはハムっていうより肉に近い。最初は匂いもきつくて、チーズみたいな匂いがするのでむむむ、、って思ったけど、2枚3枚と食っているうちにかなり癖になってきた。これははまるかもしれない。
夜、同室のスウェーデン人達と飲みに行く。スウェーデン人で英語を流暢に話せない人には会ったことがないが、彼らも例外ではなく、完璧な英語を操るやつらだ。言語が似ているといえばそれまでだけど、それでもどうしてスウェーデン人はあんなに“完璧に”英語が話せるのだろう。彼らは、ストックホルムが冬でずっと日の当らない日が続いているから知らないが、明け方まで飲みに行っては、夕方まで寝ているという、日本の大学生みたいな、そして毎日快晴の続くスペインにあってあってはならないような生活をしている。でもなかなかインテリで、政治や経済のことについてよく知っていた。日本の自衛隊のこととか、中国とアメリカとの関係とか、社会問題などにも精通しているのにはびっくりした。僕の方が日本のことを知らないのではないかと思ってしまったほどだ。
日本では実は政治学を専攻したのだが、その中でスウェーデンの社会福祉システムは理想的なもので、日本もこうならなくてはならない、みたいなことを言う教授がいて、−当然日本の教育現場なので、テストの回答にも日本もスウェーデンのような福祉システムを導入すべきだ、と書くやつがいい点をもらえるのだが− さんざんスウェーデンスウェーデンと教わったが、彼らスウェーデン人曰く、そのシステムにはいろいろと弊害が出てきて見直し論が沢山あると言っていた。全く理想的でもなんでもないよ、と。それからホームレスが増えていることと若者のドラッグ蔓延が深刻だとも言っていた。夜中まで飲んでそのまま就寝。
バルセロナも4日目となって、さすがにだらだらしている。昨日は寝たのは3時くらいだったと思うけど、でも11時くらいには起きた。今日も快晴。暖かい。なんて長閑なんだろう。毎日こんな天気が続くのは気分がよいなぁ。今日の予定は、カタルーニャ音楽堂を見て、港で地中海を眺めて、マーケットにでも行くか。12時くらいから動きはじめても日没まで6時間以上あるのがいい。これなら朝早くおきなくても十分日の光にあたれるのだ。でも、シエスタのせいで午後になると店が閉まってしまうのは朝寝坊タイプの人には向かない。起きたらシエスタ。まともに動けるのは夕方からになってしまう。
まずは、宿から港の方へ向かって歩く。5分もしないでマリーナへ。こんなに海の近くにいるとは思わなかった。少しも潮の匂いを感じなかったからだ。地中海は、陸に囲まれた小さな海なので潮の匂いがしないのだろう。しょっぱくないのだろうか。それにしても、このヤシの木に開放的な感じ、晴れて澄み切った空、乾いた風。西海岸だ。なぜだがアメリカの西海岸を思い起こさせる。スペインに来て、というかバルセロナに来て思うのが、これまでのヨーロッパはなんとなくアメリカで言えば東海岸のような景色だったのだが、スペインまで来るとそれがアメリカの西海岸の景色みたいだと思えることだ。
マリーナには無数のヨットが停泊している。その数、数百くらいあるかな。夏休みともなればここに世界の金持ちが集まってきてヨットでも乗り回すのだろう。それから、海でボートを漕ぐ人もいる。こんなところでボートがこげるとはなんて優雅な過ごし方だ。海もそんなに荒れていないので湖と同じように焦げるようだ。こんなところでボートが漕げるなんてうらやましい。高校時代はボート部にいたのだが、ボートを漕ぐといったら競艇場の隣の小さな池みたいなところで、ボートだらけのなかをボートで漕ぐような場所で、一度こんなところで漕いで見たい。
あまりに気持ちがいいので、マリーナでヨットを見ながら昼寝をしてみる。そして今日も生ハムとチーズで夕食。このところ毎日生ハムを食べている。
今日はバルセロナから脱出を、と頑張って起きる。が起きたら9時。朝の便には間に合わない。仕方なく昼過ぎの便で行くかと用意をしていると同室のスェーデン人達が朝帰りしてくる。かなりの朝帰りだ。もう10時くらいだった。居心地の良かったバルセロナともようやくお別れ。また来ることを誓う。
メトロに乗ってサンツ駅へ。バレンシアまでの列車は30ユーロ。バスにしようか迷う微妙な金額だったが、バレンシアの宿も駅のそばということを考えれば列車の方がよいということで列車での移動。列車は相変わらず綺麗で、整然としていて、車内ではヘッドフォンを無料で配って、映画や音楽がきけるようになっていた。
車窓からは、地中海が見える。途中までは隣の席に人がいなかったので良かったのだが、途中から若い綺麗な女性が乗ってきて、僕が窓を見ているのを見られていると勘違いしているみたいでなかなか車窓の地中海が見れなかった。列車は3時間でバレンシアへ。スペインは広い国だと思っていたので移動が意外と早いのには驚いた。
3時にはバレンシアに着く。暑い。暑い。バルセロナでも過ごしやすいと思ったけど、バレンシアは本当にもう冬ではない。トルコで買ったダウンもここでは不要。下手したら半そででもいけるかもしれない。そしてこの日差し。ヤシの木。スペイン第3の都市とは言ってもそんなに町は大きくなく、駅から歩いて10分でなんなく宿を見つけられた。ここで同室は日本人みたいだ。
宿はキッチンもあったり、ラウンジもあったりしてそしてネットもあって、なかなか過ごしやすい。なにもなさそうなバレンシアは一泊でマドリードに抜けようかと思っていたのだがちょっと長居してみてもいいかもしれない。
まだまだ日が高いので早速街歩きを始める。ラロンハから始まって、街中のメインの教会らしきところも回って、街の北からトラムに乗って、海まで行ってみる。トラムを降りるとそこはもうビーチになっていて、バルセロナではマリーナしか見れなかったので、ビーチが見れてまたもや地中海に浸ってしまった。夕暮れ時で、当然、東向きのビーチではサンセットは見れないのだけれど、それでも空が真っ赤になる地中海の冬のビーチはなかなか趣があってよかった。ちなみに、冬のせいなのか平日のせいなのかしらないが、ビーチは人もまばらでそんなに人もいなかった。
帰りのトラムに乗る頃にはすでに暗くなっていて、何気にちょっとびびっていた。後から考えてみるとバレンシアなんかマドリやバルセロナに比べると治安がいいので多少暗くなったくらいではぜんぜん大丈夫なはずだったのだが、それでもスペインに入って以来なんだか治安に対する緊張感が・・
飯は宿に帰って自炊。その前にスーパーに行ってパスタやらなんやらを買う。ここに来て改めてスペインの物価の安さを実感。何を買っても1ユーロ以下で買えてしまうようなものばかりで、これは過ごしやすそうだと思った。
たらこのパスタと生ハムを食べて就寝。
朝は9時に起床。同室の日本人の人が朝飯を作ってくれる −昨日日本語の本をあげたときにそう言ってくれた− はずになっていて、目を覚ましたらもうベッドにいなかったので、ずいぶんと早く起きて作っているのだなぁ、と思っていたら起こされた。9時だった。他のみんなは遅いと言っていたけど、結構早いんじゃないの9時とは。で、久しぶりに9時半前に朝ごはんを食べたりして健康的な朝がはじまった。彼は郊外に行くと言うことで10時前にはホステルをでていった。
もう一眠りしようかと思ったけどせっかく朝早く起きたのだということで、少しゆっくりしてから出かける。今日はいろいろやること買うことがあるな。で、まず閉まる前にと思ってマーケットへ。この宿の良いところは市場まで歩いて30秒でいけるということ。
市場は屋内なので、イマイチ雰囲気はでないのだが −なんでこんな毎日快晴のところで屋根つきなんだろう?夏が暑いからだろうか?− ま、それでも天窓から光が差し込んできて、屋内は明るい。予想通り、オレンジがたくさんあって安くうまそう。ここはやはりバレンシアオレンジを沢山食べて見なくてはならない。それからやっぱり生ハムがここでもたくさん。オレンジは1つ2,30円くらい。3つ買ったら、指で5本ってサインされたのでてっきり5ユーロ??ぼられてる??と思ったらなんと50セントだった。さすがバレンシア、オレンジが安い。味の方は、すごく甘いのを期待していたら意外とすっぱい。と言ってもほどよいすっぱさだけど、本当のオレンジっていうのはこういう味なんだろうか。そういえば、市場の隣でオレンジジュースを飲んでいるおっちゃんは砂糖を入れて飲んでいた。
今日もあいもかわらずの快晴。ほんとにこりゃ毎日晴天がつづくわ。暑いくらいだ。Tシャツ一枚でも良いくらい。
それから昼を適当に食べて、郵便局で絵葉書をだそうとするも失敗。でもTouristInfoに行くことはできた。地図などをもらって、それからまたマーケットに戻って、食材を買った。今夜の自炊用だ。ひき肉やたまねぎなど異常に安い。
その後、散歩をかねてネット屋へ。シエスタで人もまばらな時間に1時間近く歩いたたろうか。暑かったが、とにかく天気がいいし、カラっとしているので本当に歩くのに気分がいい。途中、スーパーマーケットに寄ったり、写真屋に寄ったりしながら進む。スーパーはいつ見ても楽しい。ただし、やっとお目当ての場所についてもお店はクローズ。シエスタで休みなのか、土曜日だからなのかわからない。それでしばらくお茶でもして時間をつぶすことにした。ここらは住宅街になっていてさすがに治安もよさそうだ。いい感じに普通に暮らしている人々とバルでお茶。なんと1ユーロ。となりの席ではスペイン式マージャンをしたりしていていいかんじだった。それからスーパーコルへ。かなり大きなスーパーで何でも売っているのでとても楽しい。ついつい買いすぎてしまった。
実は、今日もバレンシアにステイするということになって、同室の日本人にサッカーの試合に誘われていたのだったのだけれど、試合は夜からなんだけど、街が郊外にあって2時間くらいかかるということで、それで午前中からチケットを買うのも含めて早く行かなくてはならないということで朝になってやめた。朝はやっぱりゆっくりしたい。悪いことをしたなぁっと思いながら街歩きにでた。
今日は日曜日と言うことでどこもかしこも店は閉まっている。当然スペインだから当たり前なのだが。せっかく無線LANのできる店に行っても予想通り開いていない。ネット屋とか休日が商売時な店まで閉まっていることが驚きだ。平日にネットゲームやりに来る人の方が少ないだろうに。。学生街だからそんなこともないのだろうか。で、昨日行ったスーパーに引き続きいってあれやこれや品定めして、結局NEWSWEEKを買うという贅沢をした。それから、またもや昨日行ったカフェでお茶をして、のんびりとすごす。日曜日でもやっぱりシエスタらしき習慣はあるみたいで、午後2時から5時くらいの間には人影がなくなる。その代わり5時を過ぎると人が沢山活動し始める。なんと言う国民性だろう。
そこまで行く途中、サッカースタジアムの駐車場で蚤の市をやっていた。ガラクタばかりでとてもフリーマーケットなどと呼べるような代物ではなかったが、それでもTINTINの漫画とか安くでていたので、スペイン語の勉強と思って買った。
その後は部屋で同室の韓国人の女の子といろいろ政治の話とか社会的なこととか話した。彼女はイギリスに留学していて、いろいろイギリスのこととか聞けて面白かった。彼女は、−まぁ、英語圏に住んでいる人には多いのだが−とても白人嫌いらしく、このホステルの白人達もきらいみたいなことを大きな声で言うのでびくびくした。そんなにでかい声で悪口言わなくてもいいのに。。
今日はマドリッドへ移動の日。思ったより早めに目が覚めた。2度寝したわりには。それにしても最近やたらと悪い夢を見るなぁ。それでも9時過ぎに起きて、朝飯は・・レイナ広場まで行って食べて、その後荷造り。同室の日本人の人と市場に行って昼飯用のサンドイッチのためのチーズや生ハムをゲット。それとオレンジも。やっぱり市場は安い。
一服してからバスターミナルへ。歩いていったらかなり遠くて結構しんどかった。バスはマドリッドまで23ユーロと安くはない。これなら列車でも同じくらいじゃないだろうか。バスはAUTORES社しかない見たいで1時間に一本くらいの割合で出ているものの、2時台はなくて結局2時間待ちになってしまう。その間、昼飯を食ったり、お茶をしたり。入ったカフェでは、スロットマシーンみたいなものもやってみた。スペインのバルには大抵こういったスロットマシーンが置いてあって、20セントくらいで一回回せるようになっている。よくおっちゃんたちがやっているのを見ることはあったのだが今まで自分でやってみたことはなかった。で、ちょっくらやってみるか、時間もあるしということで、2人であれやこれややっても当っているのか外れているのかもわからん。そしたら近くにいたおっちゃんが教えてくれて、なんか上の方にあるルーレットが回って4ユーロでてきた。何とか元が取れた。
AUTORES社バスは、高いだけあって、3列シートの革張りで相当座り心地が良い。これなら多少高いのもわかる気がする。マドリッドまで4時間のバスの旅。荷物を背負って疲れていたのと、すわり心地が良いのと、太陽がイイカンジに当って、バスが走り出して即効眠りについてしまう。2人とも即効爆睡していた。
バレンシアからマドリッドまでの景色は、どこまでも広がる緑の平野。大地。丘がたくさんあって、綺麗に芝生が整地されているのだが、なにに使っているのだろうか、特に食物を植えている様子はない。それでも整地はしてあるのだが、あまりにも広大なので整地するだけでも相当大変なはずだ。
一度トイレ休憩を取っただけでバスは淡々とマドリッドを目指す。景色は相変わらずの緑の大地。バレンシアとマドリッドの間だというのに大きな建物も、工場も、家も見えない。人が1人もいないところみたいだ。オレンジの夕日が綺麗。明日も快晴なのだろう。
太陽が落ち、あたりが暗くなったところでマドリッドへ到着。さすがにマドリッドの周辺は高速道路といい渋滞といい首都だと思った。バスターミナルからは地下鉄を3つも乗り継いでユースのあるところへ。自分で調べなくてついていくだけだったのでとても楽をした。しかし、ユースはFULL。なんてことだ。こんな季節でも。朝食つきで8ユーロというのはやっぱり相当安い。それも首都のど真ん中でだ。またあした来いと言われてしまったので、しょうがなく倍も出して紹介してもらったプライベートルームらしき宿へ。とりあえず今日はここで一夜を明かして明日またユースをトライしよう。
相当おなかもすいていた。まず、イングレスという大きなデパートの地下にあるスーパーへ。ここはバレンシアで行ったスーパーコルよりもぜんぜん大きくて品揃えもいい。みていてとても楽しい。マドリッドにいる間はここに通うことになるのだろう。それからバルでビールを飲みながらご飯を食べる。マドリッドの治安は、やはり悪いみたいで、何人も強盗に会っているみたいだ。人通りが結構あったにもかかわらず後ろが気になってしまった。一日目はとりあえず何事もなく終了。
朝8時過ぎに起きてユースの空き具合をチェックしに行く。外は8時半近くでもまだ暗く、どんより曇っている。気温は10度くらいなのでそんなに寒くは感じなかったが、それでもバレンシアに比べるととても3時間の距離とは思えないほど天候がちがう。パリにいたときを思い起こさせる。
ユースに行って見るとなんと受付が開くのは9時。それまでは玄関のドアも開かないみたいだ。これはかなり驚いた。夜は1時半まで開いているみたいだったが、朝9時まで全くドアが開かないのだ。そういえばクロアチアのユースもそうだったかなぁ。
外で待っていては寒いということで歩いて30メートルくらいのところにあるカフェで2人してお茶をして待つことに。それでもカフェの中には数人の旅行者がいるみたいで、彼らもユースが開くのを待っているみたいだった。確かに、夜行列車や夜行バスでマドリッドに到着したらユースに着くのは7時ー8時くらいなのだろうから、9時からしかあかないと言うのは不便だ。で、9時前にユースに行って見ると、すでに人が並んでいる。どいういうことだ?こんなユースはみたことがない。9時になって受付が開く頃には僕らの後ろにも列ができていた。そんなに人気のあるユースなのだろうか。。。たしかに安いことは安いのだが。
それにしてもここのユース受付の遅さと言ったら他と比べようがない。一人捌くのに20分くらいかかっている。僕らの前に3人並んでいたのだが、彼らがチェックインするだけで30分以上待たされているのだ。幸い今日チェックアウトする人が結構いたみたいで、無事にベッドはゲットできたが、ここは、ユースカードを作らないと泊まれない仕組みなっていると言う、このたびに始まって以来(そしてユースにはこれでもかと言うくらい泊まっているのだが)初めてユースカードを作らされた。3.5ユーロ。それに、僕らの後ろにはチェックアウトしたいひとも並んでいて、ユースカードを彼らが預かるので、チェックアウトもフロントでしなくてはならない。飛行機に乗り遅れそうだと嘆いているアメリカ人がいた。
ユースはとても近代的で綺麗なのだが、彼らは前の人が使ったシーツなどもそのままで、変えたいなら自分でやってとも言わないくらいレイジーで、値段が安く、立地もよく、施設も綺麗なのに、とても居心地の悪そうな宿に見える。それでも、まぁ、大型の宿なので日本人もいるみたいだし、昨日の所よりはマシということかもしれない。
荷物をチェックインして、それからシャワーを浴びたが、お湯がぬるい。
今日は大きな仕事がある。マドリッドの観光ははっきり言うとどうでも良くて、あんまり見たいものなどもないのだが、パナマ行きの航空券をここマドリッドにいるうちに抑えなければいけない。予定では、ここスペインマドリッドからパナマへ飛ぶことになっているのだ。本当はポルトガルのリスボンから飛ぶ方が楽は楽なのだが、おそらく、これは勝手な予想だが、リスボンはそんなに大きな町ではなさそうなので、おそらく北米中米への便数が少なく割高なのではないかと思うからだ。
で、イスタブールの宿で会ったマドリッドに住んでいたことのあるイタリア人に教えてもらった旅行大理店を探しにカリャオのあたりをうろつく。マドリッドの何がいやかって治安の悪さ。ちょっと出歩くのも、真昼だって言うのに、後ろが気になってしまうので落ち着いて行動ができない。聞くところによると、多少改善はしたものの今もってマドリッドでは日本人を狙った首絞め強盗が多発しているようで、特に夏休みや春休みで大学生が増えるときには、スペイン中からここマドリッドに強盗が集まってくるらしい。そして、たとえ2人組みで歩いていても、日本人はびびって抵抗できないからと1人で襲ってくるらしい。全くなめられているにも程がある。で、ポケットにはスイスアーミーナイフを忍ばせて、いざと言うときには首を絞められる前に刺してやろうという心積もりでいた。−実際襲われたらそんなことできないだろうけど−
で、偶然2件目に入った旅行代理店では何故か日本人の女の人が働いていて日本語で対応してくれた。なるほど、スペインなら在住の日本人も多いのだろう。日本語で対応してもらえるのは、全く訳がわからないスペイン語に比べて、安心感があるのだが、ここは高くてだめだった。結局、一番最初に入った店がダントツで安かった。あまりにも安すぎて、ネットでのオファーと変わらないくらい、でもちょっと怪しい雰囲気。
その後マヨール広場に行って、ツーリストインフォで地図をもらったり、お茶をしたりしたのだが、やっぱり天気が曇っているとなんだか何をみても面白くない。
昼過ぎに一度ユースに戻って、ご飯を食べて、それから夕方、シエスタの終わったあとにもう一度旅行代理店を訪れて、パナマ行きのチケット23日マドリット発を購入。623ユーロというのはこのたび始まって以来の高価な買い物でちょっと緊張する。チケットは安いだけあって、ニューヨーク経由パナマ着夜の09時過ぎという、中米に挑むに当って最悪のスタート時間なのだが、他のチケットだと800−1000ユーロもするので、値段の差を考えると仕方がない。チケットはちなみに往復で購入。片道で買うより往復で買うほうが断然安い。それに入国の時にもめないので済むからだ。帰りのチケットは2月の21日なので、もしそれまでにアメリカに入国するのなら出国チケットも持っていることになる。
それから、ついでだというこで、AUTORES社のバスターミナルに行って、明日の夜行のバスチケットを購入。マドリッドからはセビーリャを飛ばして、最初にポルトガルに行ってロカ岬を拝んでから、南ルートでセビーリャに抜けて、マドリッドに戻ってくるルートにした。38ユーロと高いのだが、このバスも立て列シートこれなら夜行でも快適に寝れそうだ。しかし、リスボン着は4時。んー、リスボンのバスターミナルは治安が、、、って聞いていたのでちょっと不安。いづれにしてもこれで中米行きが現実のものとなり、日程も決まった。慣れないマドリッドの町を終始緊張しながら歩いてせいで、とても疲れた。
夜は、サッカーの試合を見てきた久保君と政治や歴史のまじめな話なんかをした。彼はとても歴史に興味があるらしかったので、いい話相手になった。英語で話すときもこの手の話題は難しいと思うけど、考えてみれば日本語でも大して自分の意見をまとめて言うことなんて出来やしないと思った。
朝は8時過ぎに起きて、朝飯を食べる。それからラウンジでだらだらして、どこかに出かけようかなぁとしていたら11時半になってしまって、部屋に入出禁止になってしまった。掃除のせいらしい。しかし、忘れ物をとりに行くくらいいいじゃなぁないか。それにあの態度は気に食わない。なんだか居心地が悪い宿だ。それでも、管理が甘いので荷物を部屋に置きっぱなしにしても、シャワーを浴びてもぜんぜんわからないでいるみたいだ。このままここに泊まってもわからないかもしれない。
12時過ぎにやっと部屋への入出制限が解けて、外にでれるようになる。イングレスにいって本屋とかスポーツショップとか時計屋とかを見て回って、それからマヨール広場の方へ。飯は久しぶりにバーガーキングで食べる。サービス券を使ったらスーパーサイズにさらにハンバーガーが2個で食べきれないほどになった。全部食べようとして気分が悪くなった。
それにしても、ヨーロッパでは、ドイツでもそうだったけど、結構ホームレスみたいな人が徘徊していて、食べ残しを狙ったり、金をねだったりしている。もちろん、店員が気まぐれにやってきて追い出してリしているが、店員の見えないところで沢山そういう人がいる。そのへんは日本との大きな違いだと思う。
王宮からはスペイン広場まで歩いていく。スペイン広場には何故かスペイン在住っぽい中国人が沢山いて、なんだか、中国の匂いがした。スペイン広場からはプリンセス通りをのぼってユースのある辺りへ戻ってくる。歩いても大した距離じゃない。治安が悪くなければ地下鉄を使わなくてもいいのに。
ユースの近くのバルでコーヒーを飲む。ここのバルはユースの隣にあるというのに、観光客というか外人なれしていなくて意外とイイカンジだ。コーヒーも1ユーロだし。
その後は、また時計探しをしたりした。ユースのすぐ側の交差点にある写真やでフィルムの値段を調べてみたが、ISO200の36枚X3パックで7ユーロとなかなか安いことを発見。その店は現像は高かったが、現像も8ユーロくらいでできるところが沢山あるみたいなので一度ここらで現像しみてもいいかもしれない。
イングレスでハムを買って夕飯にして、宿の日本人とだべって、8時過ぎにバスターミナルに向う。実はこれが甘かった。もっと早くでていればよかったのに。。地下鉄が途中で15分くらい止まった。おそらく何かのモメゴト。それでバスターミナルに着くのが9時ギリギリに。スペインのことだからバスの発車が10分くらい遅れるんじゃないかと思っていたのだが、9時ちょっとすぎにバスターミナルに着いたときには、発車ターミナルはもぬけの殻みたいになっていて、当然バスは発車したあと。マイッタ。それで、近くのバスターミナルの人に明日のチケットに代えられるかを聞いてもNONOと言われらちがあかない。おいおい、40ユーロのチケットだぞ。。でも粘っていたらえらい人が出てきてすんなり交換してくれた。さすがえらいひとっていうのはどこの国も寛大だなぁ。イランでもそうだったけ?違ったかも。
しかたなく、また地下鉄にのってユースにもどる。一杯だったらどうしよう・・と思いながら着てみるとなんとかベッドを発見。たすかった。乗り遅れたのは、時計がないのも一因だし、ルーズにもなっているからなのだが、こういう浮き沈みがまた旅の醍醐味である。ベッドが見つかった時の安堵感が忘れられない。これもまだロカ岬へ行くなというお告げと考えて、明日は早めにターミナルに行こう。
流石にマドリではやることがなくなってきた。チェックアウトを済ませてから、日本人の女の子と軽くしゃべって、それから町歩き。そういえば最近はロンドンに留学組とよくあう。ちょうど休みなのだろう。彼女らはみんな英語、ロンドンが恋しいという。なるほど。スペインは英語が通じないところがいいところだと思ってしまうのだが、ロンドンに住んでいたらそう思うのかもしれないだろう。Newsweekを貸してあげたらぜんぜん読まないで返された。
最近Newsweekをよく読んでいる。以前も何度か東京で買ってみたことがあるけれどあんまりちゃんと読まなかった気がする。今は旅先に出ていてその他に読むものがないというのは大きな要因なのだろうけど、それだけではなく、世界のいろいろな国々の政治や文化やトレンドや経済に、実際訪れてみて関心が出てきているから、というのもあると思う。アメリカの予備選挙が始まりつつあるので、その記事がとても気になる。そういえば、バルセロナであったスウェーデン人達がやたらと他の国の、それも東アジアの国々に対しても知識が豊富だったことも影響の1つかもしれない。
いろいろ買い物をしようと思ったのだが、結局ほとんど達成できず。まぁ、また戻ってくるし、というのがいつもの悪い癖だと思う。
フィルムを現像にだした。多少高かったが、マシなところのほうがいいと思ってKODAKの店で。1つ12ユーロ。ドイツでも18ユーロとか言われたからそれよりはぜんぜんましだ。写真は満足いくものもいかないものも沢山。荷物が重くなってしまった。でも、とても勉強になる。レンズやカメラへの不満も具体的に出てくると言うのはいいことだと思う。それから、撮影の仕方に関してもいろいろ反省した。
早めに宿に帰って、今日こそ乗り遅れないように早めにしたく。昨日あった日本人の女の子達と一緒にでるが、彼女達はタクシーだし、ターミナルが違うので、僕は1人で地下鉄に。今日こそは無事にバスに乗れた。
マドリードからのバスは朝4時に時間通りにリスボンのオリエンテバスターミナルに到着。バスの乗客は途中のスペイン西の国境近くの町で降りてしまって、リスボンまで乗っていたのはほんのわずかだった。そして、リスボンのこのバスターミナルがすごい。まるで、未来都市?空港?ってな感じで、曲線を多用して、無機質ナ感じがハリウッド映画なみの巨大建造物となっている。
それにしても、ガイドブックでリスボンに早朝着いた日本人がよく強盗に狙われていると聞いていたのでちょっと緊張。朝4時のバスターミナルは誰もいない。一緒のバスできた日本人の女の子2人組みは早速ホテルへとタクシーに乗っていった。でも、よくバスターミナルの中を見るとタクシーの運転手も沢山いるし、ガードマンも沢山いて、人目のつかないところに行かなければ特段危ないと言う感じでもなかった。せっかく人がいないところを狙って写真を撮ったりして、カフェの明く6時を待つ。6時過ぎてカフェでコーヒーを飲んで、8時くらいまで粘る。ユースは8時から明くらしいのでもう大丈夫だろうということで、地下鉄で移動。
このバスターミナルは新しいせいかガイドにも載っていなかったのだが、地下鉄の地図をみると一応地下鉄で市街まで出られるようなので3本も載りついでYHのある駅まで行く。YHはベッドはあったが、チェックインが夕方4時ということで昼寝をすることは不可能。眠い目を擦りながら街歩きを始める。
港まで歩いて写真を撮ったり。でもやっぱり首都はどこも同じ感じかなぁ。リスボンの方がマドリよりよっぽど小さな町で長閑な印象だけど、それでも物乞いや出稼ぎ労働者の町となりつつある感じがよくでている。
マックは除くと3.6と安いので久しぶりにフィレオフィッシュを食べたが、店の中に物乞いがいるし、ハンバーガーもうまくなかったので満たされなかった。インドやパキでマックを食べたときは、ものすごく感動してお腹もいっぱいになったけど、ここではイマイチだ。
それにしても今日は天気がいい。写真が良く取れる。晴れているうちにロカ岬に行った方がいいだろうというこで、ロシオ駅から列車に乗ってシントラへ。天気が良いのも手伝って眠くてしょうがない。あっというまにシントラに着く。シントラは本当に田舎町というか村みたいな佇みで、なにもなさそう。運良く、本当は2時間に一本くらいのバスがすぐにきて、バスを待たずにロカまで行くことができた。バスの中はほとんど日本人だった。
ロカ岬までは45分くらい。街逢いの山道を走ったりして、地元の小中学生などを乗せたり降ろしたりしながらで、とても観光地に向っている感じはしない。そしてロカ岬に到着。青い海。海の色は別だん普通なのに何故かとても青く見えた。そして、西端に立っている十字架とその下の石碑には、ポルトガルの詩人カモンエスが読んだ詩の一節、”地の果て、海の始まるところ”という一文が刻まれている。風が強くて寒い。ダウンを着てきて良かった。天気がいいのがよかった。真っ青な空に真っ青な海。そこにいた日本人の人曰く昨日は大雨で、その前も曇りが多かったようだ。ラッキーだ。
写真を撮り、今までのルートを振り返る。ノルウェイの森やホテルニューハンプシャーなんかでは、森から出たと思ったらまだ森の中だったととてもネガティブだけど、僕的には、森から出た時間的、地理的な瞬間はあんまり関係なくて、むしろそれまでのプロセスの方が重要になっていて、森からでたということは関係なくなっているほうが人間らしいとおもう。僕自身ロカに着いたことは大した意味がない。と思った。それより、この9ヶ月間必至に西に向って来たことそのものが重要だったと認識できた。毎日追いかけてきた太陽は今また、はるかかなた西の海、大西洋に沈みつつある。それは、新大陸、アメリカ大陸のあるほうだ。
ここからリスボンまではまた2時間以上かけて帰らなくてはならない。それにバスの本数は極端に少なくて、4時半、5時半、7時と言う感じだ。とてもいい天気なので、夕日が綺麗なこと間違い無しなのだが、それを見ていたらーしかも不が沈むのは何時なのかはわかっていないー帰れるかわからない。帰れるとしても、やっぱり今日は夜行で朝ついてそのまま寝ていないのでかなり疲れている。ということで、夕日を拝まずに市街へ戻る。あとから思ったけど、夕方になるに従って雲が水平線に見えたので、綺麗な夕日は見えなかったと思う。
そうそう、例の最西端証明書も買ってしまった。2倍近く値上がりしていたので安いほうの5ユーロの方にしたが、やっぱり買わなきゃよかった。買わなかったら買えばよかったと後悔するだろうけど。大きくてどうやって持って帰ろうか頭痛の種になった。
帰りも同じようにバス、電車と乗ってリスボン市内へ。
朝は目覚ましがないのに早めに起きる。何故かって宿の同じ部屋の、上のベッドのオヤジが朝早く起きてうるさかったから。っていうかウザイ。窓開けるし、毛布投げてくるし・・それにチェックアウトするときに初めてみたオヤジは、ロッカーを2つか3つ占領していて、その中に所持品が散乱していた。ホームレスかよ。へんな年寄りが多い。日本じゃ考えられないような気遣いのなさ。あまりヨーロッパ人に対してはいい印象がない。細かさというか、気遣いではアメリカ人の方が上ではないだろうか。
チェックアウト後、待ち歩き。でも今日は曇り。昨日のうちにロカ岬に行っておいて正解だった。待ち歩きといってもどこにいっても市街は黒人とホームレスみたいなやつらばっかりでイマイチ。はれていればまだいいのだろうけど。で、オリエンテのバスターミナルにチケットを買いに。すると今日の夜行はないという。んーっと考えて、宿の近くのバスターミナルをチェックしに。考えてみればこちらを先にチェックするのが筋というものだ。で、宿から歩いて10分くらいのところだということを発見。しかし、バスの窓口は閉まったまま。なんていう国だ。。もう一泊か。。
飯をくって、その帰りにもう一度バスターミナルに寄ってみたらなんと窓口が開いている。開いている書いてある時間に閉まっていて、夜に閉まっている時間に開いているとはなんていうことだ。とにかく無事夜行バスのチケットを購入できた。結局リスボンの観光はほとんどしていない。
9時半前にバスターミナルに行くとセヴィーリヤ方面に行く人たちが結構いた。っていうか、窓口あいとるやん。なんだ、何度も通ってバカみたい。直接くればよかったのだ。それに、バスは今旅最大級で、2階建て。60人以上乗れる大型バス。さすが29と高いだけある。でも乗客は10人ちょっと。なさけない。おかげで2階をらくらくひろびろ使える。なのに、スペイン人ときたらおいらの側に座って大声でずっと話してる。。。わけわからん。うるさくてねられんちゅうの。しゃべりたいのなら夜行になんて乗らなければいいのに。で、後ろの方の席に移動して真横になって寝た。
気づくともうバスターミナル。まさかもう着いたんじゃないだろうな、ここは途中だろうなぁ、と思ったら僕の荷物が降ろされている。なんと、もうセビーリヤ。っていうか真っ暗だぞ。ま、考えてみれば朝6時じゃ真っ暗なのも当然だけど。。相変わらず時計が壊れたままなのでなんじかわからない。。とにかくバスを降りて、バスターミナルの時計はどれも壊れていて8時半とかになっている。なんだかタイムスリップした感じでここがどこでなんじなのか不明。で、パソコンつけて時間を確認すると、5時。1時間も早くついている。なんてこった。バスターミナルの待合室は暗くて、浮浪者とかうろうろしていてなんだかちょっと気味が悪いのだが、外は案外寒く、待合室で明るくなるのを待つしかない。その間、ちょっと居眠りしたり、外をぶらついたり、地図を見たり。どうやらここのバスターミナルは歩き方の地図に載っているターミナルではなさそうだ。相変わらずの歩き方。でももうなれたものでそんなことは堂でも良い。とにかく、明るくなって、少し暖かくなれば歩き出そう。
7時を過ぎると、カフェも開いて、Infoも開いている。コーヒー飲んで、地図をもらって、早速バスに乗ろう。バス亭まで歩いている途中で空が明らんでくる。8時半くらいだろうか。。さすがに、ポルトガルよりに位置していながら、GMT1時間進みの時間だけある。それに今日は日曜日。っていうことで、人通りも少ない。
バスには簡単に乗れて、それから降りるのも問題なし。バスが空いていたせいもある。平日だったら大変だったのかも。ホテルも少し迷ったが案外簡単に見つかってチェックイン。シングルは久しぶりでうれしいのだけれど、18ユーロというのがちょっと高い。4泊もするのに。
少し昼寝をしてから待ち歩き。それにしても天気がよい。昨日ポルトガルリスボンは曇りだったので、またこのスペインの青い空が見えるのが幸せだ。本当にまっさおなそらなのだ。
ホテルの部屋はそんなに綺麗じゃないけど、目の前がテラスで部屋に日も入ってくるのがうれしい。これなら洗濯ものも干せる。
待ち歩きはなかなか大変。なにがって道が入り組んでいて、インドを思い出す。っていうかバラナシか。やはりこの辺はアラブの影響が強かったのだろう。とにかく道に迷いマクって、突然元の場所に戻っていたりする。
カテドラルはもともとイスラム建築だったものを聖堂にしたもの。日曜日だったので無料で入れたラッキー。
写真を取り巻くって、歩いて歩いて終了。スーパーに行きたかったのだが、日曜のせいかどこも休み。エルイングレスも休み。とにかく歩きマクって足がまたとても痛くなった。ここのところシップを貼っているのだが、それでもいたい。もしかしたら、疲労骨折とかじゃないだろうか。足を引きずるようにして宿にかえる。
今日はフラメンコをみる。午前中は、おきれず。今日も良い天気。でも寒い。日向は暖かいものの、日陰に入るとダウンを着てないと寒くていられない。
午後は、インフォに行って地図をもらい、それから郵便局に行って、手紙をだし。。夕方からは、イングレスに行ってCDを見たり。。。自転車の鍵を安く売っているのを見つけたので、ここで買っていくことにした。
それから6時過ぎにフラメンコのチケットを買いにいく。セントロカルチャーセンターは実は宿のすぐ側で、あるいて5分くらい。ここはタブラオではないが、11ユーロでフラメンコを見ることができる。今日の出演は男性ダンサーらしいのだが、どれとにかく見てみようじゃないかというこでチケットを購入。8時半にセンターに集合。
8時半前に行くとすでに人が並び始めている。僕も列に加わる。9時前になって、やっと開場。コンサート会場はとても小さく、2列のイスで3,40人が入るほど。そこに正方形のフラメンコ用の舞台がおいてある。そしてフラメンコ開始。まずは、ギターとボーカル?の共演。そして15分後くらいにダンサーが入ってくる。ピンと伸びた背筋に、ビシっと指の先まで伸びて、背の高いダンサーは無茶苦茶かっこいい。本場のフラメンコではカスタネットは使わないのだときいていたが、そのわけがわかった。カスタネットなどを使わなくても、指を鳴らす音、手をたたく音、足で靴を鳴らす音だけで十分大きな音がでる。特に、男性ダンサーはそのタップで有名なのだが、2本の足だけで、あれほど、速く、時に正確で細かく、時に荒々しく豪快なリズムを作り出せるとは目の前で見ていてどうしてそんなことができるのか終始固唾を呑んで見入ってしまった。とにかく、息を呑むとはこのことだろう。フラメンコがはじめって以来、息を止めたまま。ズンダンダン、ズッダンダン。というリズムが速くなるにつれて、こちらも息が苦しくなるくらいのリズムが伝わってくる。早くから並んでいたおかげで一番前の真ん中といういいイスに座れたので、ダンサーとのキョリは1メートルくらいだろうか。
そして、ギター。モーターでも入っているのかと思われる指の動き。左手の小指の使い方は尋常ではない。そして、当然ピックを使わないのは当たり前なのだが、5本の指全部を使ってかき鳴らす弦はなんとも細かいリズム。まさにフラメンコギターなのだ。途中で行われたソロはすさまじかった。僕もフラメンコギターをやってみたくなる。
舞台は、最初、ボーカルとギターの共演。それからダンスがはいる。そして、ギターソロ。そして、歌のソロ。ダンスのソロ。そして、もう一度すべての共演というスケジュール。リズムは、常にブーツの底で鳴らす音と、クラップがメイン。タタタ、タタタ、ッタタ。っという3拍子の連続。そして、時にずれる、というかずらした、というか、絶対に機械の打ち込みではでない微妙なリズム。これこそがリズムというのだろう。タップ、クラップそしてギターの渾然一体となったリズムが寒い会場を熱くしている。
歌い手、ギター、ダンサーと男性3人のトリオは女性のダンサーに比べて華やかさはなかったが、そのかっこよさと言ったらなかった。なんとも男らしい、かっこよさ。これはやってみたくなるな。
写真を沢山撮りたかったのだが、写真撮影はなるべく少なく、そして最後の5分だけということだったのでほとんど取れなかったのが残念。しかし、明日、もし女性ダンサーがでるのなら明日もここに着てみようかという思った。
いろいろ買い物三昧の日。CDも買ったし、それから自転車の鍵も買った。何に使うかってバックパックを柱などに結んで盗まれないようにしておくのだが、これから治安の良くないであろう中米を旅するにあたってこんなものがないといけないと思い購入。以前持っていたチェーンロックはインドの鉄道で盗られてしまった。自転車の鍵は5ユーロと安かったのでお徳だった。
それから今日もフラメンコを見た。今日は女性のダンサーだったから、また昨日とは違って、ある意味、本来のフラメンコなのではないか。。予想通り、女性ダンサーのフラメンコは、華やかというか、よりフラメンコらしいというか。それでもタップはすばらしかった。考えてみると、フラメンコというのはタップとクラップのリズムなのだ。っていうことに気づいた。
このカルチャーセンターのフランメンコは、11ユーロで見られて、なかなかお得なんだけれども、写真撮影が禁止されていて最後の一分くらいしか撮らせてくれないのが残念。
ギターの押さえるコードは相変わらずすごい。タブ譜を見ながらでも10分くらいかかりそうなこードの連続。それも右手はすべて使って、つまり、すべての弦をはじいているわけだから、きちんと押さえなくてはならないし。。フラメンコギターにはとても興味が歩けど弾けるようになるには相当時間がかかりそうだ。
朝は腹が減って目が覚める。結構寝たけど目が覚めたので起きてみると10時くらいだったので、やっぱり今日マドリに行くことに決定。で、朝食をかねてカフェへ行って、それからのんびり日光浴っていうか寝袋を干したりしながら荷造りをする。今日はあたたかいような暑いような。。昨日までは寒かったのに。セビーリャを出る日にかぎって暖かくなるとは。
荷物を大分減らした。これでもかと捨てたりした。大分軽くなったがそれでも劇的とまではいかない。やっぱりバックパック自体が重いんじゃなかろうか。これから中米の旅に備えてなるべくバックパックは軽い方が良い。
12時前にチェックアウトしてバスにのってバスターミナルへ。チケットを買ったらちょうど1時発のがあったので、それで行くことに、16ユーロと安かった。バスを待つ間にカフェでタパスを食べて昼飯にする。だいたいマドリまで何時間かかるのかわからん。多分5時間くらいだと思うけど。。
バスはがらがら。10人も乗ってないんじゃないか。でもバスは新しく快適。スペインのバスは飛行機みたいに全部音楽が聴ける装置がイスについているみたいだ。そして、バスの中のビデオ上映は魔女の宅急便だった。スペイン語だったが、勉強もかねて見入ってしまった。バスからの景色は相変わらずいかにもスペインらしくて面白い。小さな木々はオリーブだろうか。。どこまでも続いている。それから緑の芝生は誰が管理しているのだろうか。もしスペインにまた来ることがあったら小さな町や、車で郊外に行ったりもしてみたい。こんな景色をバスの中からだけでなく直に見れたらとても気持ちいいだろう。
今日も快晴だったので、夕日がとても綺麗だ。こんな綺麗な夕日を見たのは久しぶり。マドリドへ向けて標高が高くなっているせいなのか知らないが、夕日の時間が長いかれこれ2時間近く夕日、というか夕焼けを見ている。地平線に近い部分はオレンジというより、紫がかっている。それから、濃いオレンジが続き、一旦色が白くなる。それから水色、が濃い青へ。夕焼けの色がこんなにもカラフルだとは思わなかった。まさに、夕焼けと夜空、青空が渾然一体となっている。この夕日が明日も快晴であることを物語っている。
それにしても、結構かかった。マドリについたのは7時半近く。なんだかんだで6時間半もかかっている。今日のうちにマドリに戻ってきて良かったと思う。地下鉄に乗ってユースある場所へ。やはり一度来たところ簡単に移動できて楽だ。でもって、予想通りというか、ユースはフル。なんでこんなユースがいつもフルなのか。。て思ってしまうが、立地条件がよく、安くて、綺麗なので当たり前なのだが、いつものように、このユースの従業員は態度が悪く、ずっと並んでいるのに、フルだということを教えてもくれなかった。不親切この上ないじゃないか。
それで、違う宿を薦めてもらったのだが、以前マドリに来たときに一泊だけ泊まったJULIの方が慣れているので、そちらへ。シングルで12ユーロとユースよりぜんぜんお徳じゃないかと思った。久しぶりにマドリのイングレスで飯を買って夕食に。ついついいろいろ買ってしまう。それから時計も購入。これで飛行機に乗り遅れないようにしなくては。
夕食にはイングレスの地下の惣菜屋で見かけたご飯を買ってみたのだがこれが最悪だった。芯があるどころではない硬さだった。生かと思った。もしかして、これをパエーリャにして食うのか?このまま食べてはいけないものなのだろうか・・いやそんなはずはない。惣菜屋だし、他のものはみんなReadytoeatだったし。パエーリャのうまい国なのにご飯がうまく炊けてないとは意外。
10時半に起床。明日はいよいよパナマへ移動なので、今日のうちにマドリードで買っておかなければならないものを買ってしまって明日に供えなくてはならない。明日は午前中の便なので早朝にはホテルを出なくてはならない。本屋に言ってロンプラのセントラルアメリカを購入、それからフィルム。フィルムを3個セットを4つ、計12個買ったのに、レジの女性がとなりの従業員と話しながらだったので6個分で計算して10ユーロになった。ラッキー。フィルム12個で日本までもつだろうか。
それから弟にバレンシアのユニフォームを買おうか迷ったのだが、サイズがないのと高いのとで結局やめる。メキシコかグアテマラあたりで何か探そう。スーパーイングレスもこれが見納め。パエーリャの“もと”みたいなのがあればそれを家族のお土産に買いたかったのだけれど、どこを探してもない。こっちの人はどうやってパエーリャ作るのだろうか。。だしから作るのだろうか。。
夕方はやめに部屋に戻ってきて、HPのアップなどをする。最後の生ハム。。そしてワイン。中米の旅はどんなになるのだろうか。明日は6時起きだ。荷造りをしなくては。

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